2021-04-13 第204回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
グロス・ナショナル・インカムという、いわゆる所得収支の方がでかいわけですよ。何のおかげで、円高のおかげでしょうが。収支がでかいんですから、こっちの方は。GDP、輸出ばんばんやったって、安くなったというけど、円がその分安くなったことでそれだけ利益が減るって先ほどの話ですから。
グロス・ナショナル・インカムという、いわゆる所得収支の方がでかいわけですよ。何のおかげで、円高のおかげでしょうが。収支がでかいんですから、こっちの方は。GDP、輸出ばんばんやったって、安くなったというけど、円がその分安くなったことでそれだけ利益が減るって先ほどの話ですから。
旅行の関係のいわゆる黒字収支も、これも二千四百、五百億ぐらい減っておりますし、所得収支等々、軒並み減っているので、個別に全部減ってきておりますので、そういったものが複合的に出てきて、国際収支と言われるものが、いわゆる経済取引を記録した全ての意味での統計が国際収支ということになろうかと思いますけれども。
世の中というのは、先ほど言われましたように、GDPにかわって、GNI、グロス・ナショナル・インカムというような考え方が入ってきてみたり、先ほど言われましたように、八五年のプラザ・アグリーメント以後が顕著だと思いますけれども、日本の場合は、所得収支と言われるような、投資した金の配当だ、利息だというようなもので、いわゆる経常収支額の、ほかにもサービス収支だ特許収支だ、いろいろな収支というのがありますので
しかも、経常収支の中で、特にアメリカは貿易収支を中心に考えているんでしょうけれども、所得収支とかサービス収支もあって、日本の場合は、経常の黒字の九割は、もう当時から、日本企業の海外の子会社からの配当などによる所得収支が大きく貢献して、多分九割ぐらい占めていたと思いますよね。
第一次所得収支が本当に大きいですよね。 これ、何ですか。企業みんな結構何かもう冷静なんですよね。こんな政策運営していてこの国続くかという話を、実際に私が伺うこともあります。海外にどんどん移転しちゃっているんです。今はまだ本社が日本にあるから、収益を日本に持ってくるから第一次所得収支が膨らむ。個人の方で海外の金融資産に投資している方もいらっしゃるでしょうね。そういう結果がこう出ています。
ただ、やっぱりこれだけ中央銀行が買い占めてしまうことになるとかなり状況が違っていて、国内で消化しているからといっても、こうやってかなり無理な量を日銀が持ってしまっているわけですので、このままじゃ危ないというのは、先ほどちょっと経常収支の内訳でもお示ししましたけど、あれもう、第一次所得収支のあの大きさ、資金流出の予備軍というふうに認識した方がいいと思います。
○二之湯武史君 三十一ページに、先ほど、我が国の経常収支の構造が大分変化をしていると、つまり貿易収支で稼げなくなって、所得収支という形で海外に対する投資から国が稼いでいるという、そういう構図になっていると。
二番目に、経常収支を理解するためには、これは貿易収支という、よく今アメリカの場合は貿易収支にこだわっていますけれども、貿易収支だけじゃなくて、所得収支とかサービス収支とかいろいろなものがありますので、こういったものに着目しておくということが重要だということを確認したいと考えております。
○茂木国務大臣 確かに、現在の多国間のさまざまな取引関係を見るときには、単に貿易だけではなくて、所得収支も含めた経常収支がどうなっているか、こういったことも念頭に入れながら分析をしていく、御指摘のとおりだと思っております。
これを見ておわかりいただけるように、緑は第一次所得収支、つまり、投資先からの配当収入及び金融投資から起こる金利収入が第一次所得収支のほとんどですけれども、日本は、最近は石油価格が高くなるか低いかによって、貿易部分については赤字になったり黒字になったり、ある意味ではゼロを基本にプラスになったりマイナスになったりする。
それから、グリーンは、そこに書いてあります対外債権、日本の場合、債権が多いですけれども、配当、金利収入が中心の第一次所得収支が緑色ということで、日本の場合は、御承知のとおり、貿易収支については、油の値段がどうなるかによって、最近はマイナスにもなり若干のプラスにもなるというのがずっと続いています。
経常収支が黒字であって、そのうち、大半は所得収支でありますよ。所得収支が大体二十兆円ぐらいありますね。そうすると、これの半分が仮に円転されると、利子とか配当ですから、それだけでも十兆円。こういうマグマが蓄積をしている国が日本なんです。 こういう円高マグマ、放っておくと必ず爆発します。どう対応されるお考えですか。
そして、経常収支の方も、所得収支などが大幅黒字ですから、合わせて二十兆円を超えるような大幅な黒字になった。ただし、ドルベースで考えるとそれほどふえていないと思いますけれども、円に換算すると二十兆円もの大幅な、経常収支がふえてきたということだと思いますが。わかりました。とにかく、もう時間がなくなりましたから、最後の質問の方に行きたいと思います。
○麻生国務大臣 今、日本の稼ぎ方というのは、もうよく御存じだと思うんですが、いわゆる貿易収支とか、所得収支とか特許収支とかいろいろありますけれども、そういったものが間違いなく伸びておりますでしょうが、そこのところは。
じゃあといって、今は一応、原発ほとんど動いていなくても、何とか貿易がちょっと黒字で経常収支も黒字で、でもこれが、石油価格が百ドルになればすぐ貿易赤字になって、ただ所得収支がまだ十兆円から二十兆円ありますので、何とか国民貯蓄ですかね、マクロ全体の貯蓄率はプラスを維持できるんですけど、これが百五十ドルとかになってくると大変ですので。
もう一つは、これだけ豊かになりますと、やっぱりグロス・ナショナル・インカム、通称総合所得収支というものも考えませんと、投資した金の見返りによって返ってくる金というのは、これは貿易収支を上回っておりますので、そういったようなものも併せて考えておく必要があろうかと思っております。
それ以外のところで顕著なプラスだった内容を見てみたら、所得収支、つまり、海外に我が国の会社が投資をして、それでもうけたお金が返ってくるというので、何とか黒字を保っている。 それと、これは日本人の典型なんでしょうね。
それが、対外競争力が低下して、貿易・サービス収支が赤字になって、所得収支の大幅な黒字に支えられて経常収支は黒字というのは、これは成熟した債権国だということで、こういう国になりますと、いわゆる対外投資で食っていく国になるという段階に移行しているのかどうか。
最近は、貿易収支が赤字になりまして、所得収支、日本はもう世界最大の純債権国ですから、これの投資した分が返ってくるということで、所得収支で何とか黒字を出しているという構図なんですが、はっきりしているのは、今までのような黒字の状況にはならない。
ここで大事なところは、やっぱりこの黄色いところ、黄色いところというのは所得収支がばっと増えてきておるというところがやっぱり一番肝腎なところかなという感じはしております。
○平野達男君 麻生大臣もおっしゃっていましたけれども、今三百二十五兆ですか、日本は今、世界一の純債権国ということでありますから、その所得収支ということでかなり日本の経常収支はバランスが取れているみたいな面はあると思います。
経常収支には貿易収支と所得収支があるわけでありまして、所得収支の方はふえておりますが、貿易収支においては赤字になっています。そして、輸出自体も余り伸びていない。
今はどちらかというと所得収支の方が上がってきて、ある意味、もしかしたら稼ぐ力が弱くなってきているんじゃないかというようなものもあって、私としては、どんどん積極的に外需をとりに行くぐらいの稼ぐ力と同時に、所得収支だとかそういったものもあると。 いずれにしろ、さまざまな原因があると思いますけれども、経常赤字を黒字に変えていかないといけないということは、皆さん共通の認識だと思っております。
もう一点は、私どもがこれを見ても、やっぱりこの所得というところでいきますと、これがずっと、何というの、平野先生、増えてきているのは、やっぱり日本という国が、いわゆるGDPというものに代わって多分グロス・ナショナル・インカムみたいな、総収支みたいな、所得収支みたいなもので稼ぎ方が変わってきているんで、私、見ていますと、これは形が、日本の産業政策自体の構造が変わってきたという点も大きなものかなと。
日本は今、純資産では世界最大の資産国でありますから、その投資の結果もありまして、所得収支という意味においてはもうずっと黒字を続けておりますから、これで全体としての経常収支は、かなり減りましたけれどもプラスの状況は保っているということでありますが、麻生大臣に率直にちょっとお伺いしたいのは、まずこの経常収支、日本はもうずっと大幅な黒字国という位置付けで、実際にもそうだったんですが、推移したのでありますけれども
日本はこの先、いやが応でも、成熟した債権国家として、所得収支の黒字で貿易収支の赤字を補う国家運営に方向転換せざるを得ないと思います。さきの自民党の政権公約の中で、貿易立国と投資立国の双発エンジン、これを目指すと記されていたのもそういうことだと私は理解しております。
同時に、今言われましたように、所得収支という、海外に投資してあった分の配当だ、利息だ、そういった分が確実にふえております。見ましても、去年の十、十一で八千億程度だったものが、ことしは一兆三千億、一兆四千億、毎月そういった形になってきておりますので、形としては、今言われたように、所得収支の方がふえてくる。
同時に、そういった日本の持っております資本力というものの拡大によって、多くの意味で所得収支がふえてきておるということで、全体的なバランスが、貿易収支の昨今の、石油が大きな理由ですけれども、そういったものと、円安基調によって赤字がふえている分を補っているものがこの所得収支であろうと思いますので、そういった意味では、全体としての経常収支というものが保たれているんだと思っております。